ブランド撤退。悔しさから始まるブランドリーダー物語。
webディレクター の平尾です。
この記事ではI-neのブランドを牽引するブランドリーダーの仕事内容をお伝えします。
I-neにはBOTANISTやSALONIA以外にも多くのブランドがあります。
今回は、その中でもVITAFULのブランドチームを率いる、ブランドリーダーの赤岡さんにインタビューをしました。
VITAFULはI-neの電子タバコのブランドで、水蒸気タイプのフレーバースティックです。
苦悩から学んだ経験を今に活かす、赤岡さんに迫ります。
ブランドリーダーってどんな仕事ですか?
それではさっそく、ブランドリーダーの仕事を簡単に教えてください。
赤岡:文字通りブランドのリーダーを務めるんですが、具体的には中長期の販売戦略や、商品在庫の把握など、販売から開発まで全体を統括します。
そのブランドの責任者なので、関係部署をとりまとめて強いブランドの構築を目指します。
なるほど、それって小さい会社の社長みたいですね。
I-neに入社する以前は何をされてたんですか?
赤岡:研究をしてました。
え、そうなんですか!?なんの研究ですか?
赤岡:実は僕、大学院では生体イメージング染色の研究をしていたんですよ。
内容は、たとえば細胞のアレを :●*■×*< +■×*<>◯●>■×*<(ムズかしいので割愛)です。
大学院出て1社目の会社では、商品の成分を調べてました。
でも開発をしたくてI-neに転職したんですよ。
結局、入社してすぐは研究してたんですけどね。商品の成分を調べていましたよ。
なりたくて手を挙げたブランドリーダー
ブランドリーダーには自ら志願したんですか?
赤岡:そうなんです。やりたかったんです。研究はやったから、次は企画をしたくって、最終的には販売までも全部トータルでしたかった。
となると、ブランドリーダーが全部できそうだなて思ってやりました。
全部…
赤岡:全部です。大変ですけど自分はこの仕事を好きでやってるんで楽しいっすよ。
ブランドリーダーになって4ヶ月でブランドのクローズ
ブランドリーダーになって順風満帆ですか?
赤岡:前任の方がいて、それを引き継ついで初めてブランドリーダーになったんですよ。
でも4ヶ月でブランドをクローズすることを決断したんですよ。
これはツラかったです。前任者が作ってきたブランドを把握して、資料を整えて戦略を考えたときに、スケールさせるより穏やかに撤退に持って行くほうがベストだって…
自分の初めてのブランドだったし、クローズを決断したことがツラかったですね。
前任ブランドリーダーとの比較
初めてのブランドリーダーで撤退を判断するってめちゃくちゃ精神的にキツくないですか?
赤岡:いや、キツいっす笑
それに前のブランドリーダーがすごくデキる人だったんですよ。『このブランドと言えばこの人』みたないなね。
すでにそんな雰囲気がチーム全体にあったから…だけど、『このブランドだったら赤岡でしょ』って言われるように頑張りました。
その時の葛藤は大きかったし、その経験は今も活きてます。いろいろ楽しくなるように工夫してますよ。今でも『このブランドだったら赤岡』って言われたいです。
失敗を責めずに賞賛する文化
社員総会で赤岡さんが撤退理由を全社員に共有している姿がとても印象的でした。
会社にとって失敗事例は次に繋がる財産だし、失敗を責めずに賞賛する文化を醸成していくことが大切です。
弊社には、Knowledge & Share という行動指針があります。知識と経験はみんなに共有して、同じ失敗を繰り返さないように徹底してます。
ブランドチームで働くのが楽しいってメンバーが言ってくれる
ブランドチームのモチベーションって、ぶっちゃけ何なんですかね?
赤岡:自分たちが作った商品を、自分たちで拡げて行くことですね。
ブランドをチームで開発できることが楽しいので、たとえまだ大きなブランドじゃなくても、モチベーションが下がることはないんじゃないですかね。
どのように世界に広めていけるのかを考えるのは単純に楽しいですよ。
『ブランドチームに入りたくってこの商品開発を頑張ってます』って方も多いです。
熱い情熱を持った人と仕事がしたい
ツラいことも経験した赤岡さんですが、どんな人と仕事がしたいとかありますか?
赤岡:熱い情熱を持った人がいいですね。
すごく熱い情熱をぶつけ合って、ディスカッションできる人と仕事がしたいです。『私はこれがしたいんだ!』ってぶつけてくる人がいたら、やっぱり議論しながら併走したい。
ブランドリーダーとしてチームメンバーの想いを形にして、ブランドにしていくのってとても面白いんですよ。そういう人がいたら他のメンバーにもいい影響を与えることができるしね、意見が活発になるし。
意見が活発になればチームが楽しく盛り上がると思っています。