植物多様性の保全と自然体験機会の創出に取り組むBOTANIST財団が「大阪市立長居植物園」「山村塾」への新規助成を決定

株式会社I-ne(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:大西 洋平)が設立した一般財団法人BOTANIST財団 は、他団体と協働し植物多様性保全と自然体験機会の創出に取り組んでいくため、「一般財団法人BOTANIST財団 助成プログラム」を実施しています。
2025年6月30日、「一般財団法人 大阪スポーツみどり財団(以下 大阪市立長居植物園:大阪府大阪市)」にて、2025年7月7日、「認定NPO法人 山村塾(以下 山村塾:福岡県八女市)」 にて、助成金の贈呈式を行いました。 


一般財団法人BOTANIST財団 助成プログラム について

BOTANIST財団は、植物と共に生きる環境を広く社会に浸透させるため、多様な植生環境を守り、多くの人に自然と触れ合う機会を提供することを目的に活動しています。この理念のもと、2024年度から当財団の理念と合致する団体と協働する「一般財団法人BOTANIST財団 助成プログラム」を開始しました。

本プログラムの対象は、森林や里地里山、および都市公園での保全活動と、それらのフィールドを活用した自然体験の取り組みを行っている団体です。本助成プログラムの実施にあたり、助成先団体の活動計画確認および実績評価を公益社団法人日本フィランソロピー協会と協働して行っています。

2024年は、C.W.ニコル・アファンの森財団と、日光国立公園那須平成の森(NPO法人那須高原自然学校)に助成を行い、それぞれ森林をフィールドとした保全活動と自然体験活動を実施しました。
2025年度は、1団体につき年間150万円を上限とし、4団体の助成を実施します。助成期間は2025年7月から2026年6月までとし、期間中の進捗状況と実績により、最大3年の助成を予定しています。選定の結果、昨年助成した2団体(2年目)に加え、新たに大阪市立長居植物園と、山村塾に助成を行うことが決定しました。

BOTANIST財団 理事 水谷 伸吉(一般社団法人 more trees事務局長)コメント
森林と人との関わり方は多様であり、都市の緑地は憩いの場として、里山は暮らしの一部として、奥山は人の手が入らない自然として、それぞれ異なる価値を持っています。今回、大阪市立長居植物園とNPO山村塾を新たに助成先に迎えることで、都市から奥山に至るまで、幅広い森林環境を支える体制が整いました。これはBOTANIST財団にとって非常に意義深い一歩です。
今後も、自然と人とのより良い関係づくりに貢献できるよう、活動の広がりに期待しています。

■2025年新規助成先と選定理由
一般財団法人大阪スポーツみどり財団(大阪市立長居植物園)

 事業名:「アジサイと二次林をテーマにした次世代向けプログラム」
 所在地:大阪府大阪市東住吉区
 代表:理事長 山本 功人
 金額:150万円
 選定理由:大阪市内に広がる長居植物園は、都市における貴重な植物多様性保全の拠点として、若い世代が植物や生態系への理解を深める機会を創出しています。この都市と自然の共生を目指す取り組みは、BOTANIST財団の理念と深く合致し、今回の選定に至りました。アジサイ園や里山エリアを活用した次世代向け教育プログラムを支援することで、より多くの都市住民が植物の多様性や自然環境の重要性を理解する機会を創出し、植物と共に生きる未来づくりに貢献します。

認定NPO法人 山村塾

 事業名:「いろいろな生き物が住む森づくり」
 所在地:福岡県八女市黒木町
 代表:理事長 小森 耕太
 金額:150万円
 選定理由:福岡県八女市で棚田と山林を守る山村塾は、ケヤキ林の保全や間伐材の生活活用など、森と人の暮らしをつなぐ里山の知恵を現代に継承しています。また障がい者・高齢者との協働や管理者育成による森林関係人口の拡大は、これからの里山のあり方の一つのモデルケースとなるため、今回の選定に至りました。都市と農山村の住民が協働する森づくりを支援することで、人と植物が共に豊かになる、持続可能な環境づくりを推進していきます。


一般財団法人BOTANIST財団とは

「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness. 」をミッションとして掲げるI-neは、幸せの連鎖を世界中に広げていくために、ビューティーの領域で社会を美しく変革し続けることをめざしています。特に主力ブランドのBOTANISTは、「植物と共に生きる」をコンセプトにし、これまでにも、植林活動や寄付などに取り組んできました。より社会貢献に集中した施策判断や、当社内外から幅広く寄付を募る体制づくり のために2023年にBOTANIST財団を設立。地球環境の保全のための活動及びその支援等を通じて、地球環境の保全に対する人々の理解の増進及び意識の向上を図り、人と植物がいつまでも共に生きられる持続可能な社会を実現することをめざします。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000559.000012002.html