HUMAN CAPITAL 人的資本経営
I-neの⼈的資本ポリシー
私たちは「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness」というMission を掲げており、美しく⾰新的な⽅法で幸せの連鎖が溢れる社会の実現に、⽇々挑戦し続けています。
また、⼤切にしている価値観として3つのValues(Innovate、Commit、Respect)と⽇々の⾏動指針としてCredo を定義し、社内だけでなく社外に対しても⽰すことで、I-ne らしいPhilosophy をもった⼈材が集まる場を⽬指しています。
I-ne Philosophy 全体像

I-ne Philosophy
I-neはこのPhilosophyに共感し体現する⼈材が集まった「個の集合体」です。⼀⽅、I-neらしいPhilosophyをもつこと以外においては、多様な個が尊重されている状態が望ましいと私たちは考えています。

だからこそ、I-neで働く従業員⼀⼈ひとりにとって「働きがい」があり「働きやすさ」もある環境を提供することで、個の能⼒が最⼤限発揮でき、経営計画の実現、そしてその先のMission の実現に繋がると考えています。
I-neでは「Philosophy 共感」「働きがい」「働きやすさ」の3 つのテーマに対して、様々な取り組みを⾏っています。
Philosophy 共感
I-ne は⾃社ブランドの運営、商品企画、卸⼩売、販売広告戦略、流通までを⼀⼿に⾏い、数多くの商品をお客様に届けています。またブランドのカテゴリは多岐に渡り、ヘアケア、美容家電、スキンケア、医薬品、健康⾷品と広がります。そのため社内には、職種や業種、企業規模など多様なバックグラウンドを持った個が集まっています。そんな多様な個に共通するたった⼀つの共通点が、Philosophy です。
Philosophy 共感が⾼い組織にするために、⼊社前の⾯接からはじまり、⽇々のコミュニケーション、評価軸などPhilosophy を軸に設計しています。また各種サーベイによりモニタリングを⾏い、組織課題の改善に取り組んでいます。
カルチャーサーベイによるモニタリング
従業員のPhilosophy 共感を⾼めるにあたり、カルチャーサーベイで年2 回のモニタリングを実施しています。サーベイではMissionとValuesそれぞれについて、認知度・共感度を確認しています。
Mission 浸透度・共感度
Values 浸透度・共感度
最後の設問の好意的回答率は、Mission、Values ともに⾮常に⾼い⽔準で推移しています。
2023 年下期からは、特にValues(Innovate、Commit、Respect)の浸透に注⼒しています。その結果、「⾃組織でValues が発揮されているか」を可視化するValues の体現度調査の結果、すべてのValues において改善傾向が⾒られました。
Valuesの体現度
Philosophy card とCredo Do /Donʻt
いつでもPhilosophy を確認できるように、Philosophy cardを配布しています。また、Credo の理解を促進するために、より細かなOK/NG ⾏動に落とし込んだDo/Donʻt を⽤意しています。

Philosophy ワークショップ
全従業員が参加する全社総会で、Philosophy ワークショップを実施しています。参加者はランダムにチーム分けされ、普段交流することのないメンバーで意⾒交換を⾏います。

MVP
MVP の評価基準はValues の体現度です。MVP に誰をなぜ推薦するかを従業員⼀⼈ひとりが考えることや、受賞理由を共有するなどのMVP を選出するプロセス全体を通して、Philosophy の理解を深めています。

Values・Credo セッション
全従業員参加の⽉次総会にて、「Values セッション」「Credo セッション」という時間を設けています。Values やCredo の理解促進につながるようなエピソードを持った従業員(MVP ノミネート者や経営陣含むマネジメント層)が登場します。

働きがいと働きやすさ

I-ne は、従業員にもChain of Happiness を届けたいと考えています。従業員に贈るChain of Happiness を以下のように⾔語化しています。
社員も会社も共に成⻑し、偉⼤な企業を創ること
Chain of Happiness の実現には、I-ne philosophy のValues に基づき、社員とI-ne が⼀体となって成⻑することが不可⽋です。
健康的に安⼼して仕事ができることを基盤とした、1 ⼈1 ⼈の多様性や⾃主性を尊重する職場環境を整えると同時に、成果を公正に評価し、さらなるチャレンジができる機会を全員に提供します。
そして、I-ne 社員が達成感や充⾜感を得ながら会社と共に成⻑することで、I-ne 社員はもちろん、その家族や周囲の⼈も誇りと思える偉⼤な企業を⽬指し続けます。
I-ne Philosophy に共感した従業員が、働きやすく働きがいを持って働けるよう、さまざまな取り組みを⾏っています。
SBI(Social Beauty Innovators)開発会議
SBI開発会議は、偶発的ではない意図的な人材開発や人材発掘を実現するためのI-ne独自の仕組みで、2024年1月から導入しています。会社のMission と本⼈のMission の重なりを起点に、対象者の成⻑のために必要な役割やポストを議論することで、中⻑期的な視点での次世代経営⼈材のプール形成にも繋げています。また、直属の上⻑だけでなく他の組織⻑や社⻑を含む経営陣も参加しており、複眼的な視点も加わることによる選択肢の広がりや、組織⻑⾃⾝のマネジメントレベルの向上にも繋がっています。

I-Career(アイキャリア)
従業員から、I-ne での中⻑期的なキャリア志向を吸い上げるアンケート「I-Career」を年に1度実施しています。
キャリアについては、1on1 等で上⻑と会話できている場合も多いですが、異動希望や上⻑との関係に悩んでいる場合は上⻑に伝えにくい可能性も考えられるため、直接SBI開発会議に伝えることができる⼿段としてI-Career を実施しています。
柔軟な働き⽅の推進
従業員の多様性を尊重し、⼀⼈ひとりが能⼒を最⼤限に発揮できるような働き⽅を実現するための取り組みを進めています。
時短勤務制度やフレックス制、在宅勤務制度など、それぞれのライフスタイルに合わせた柔軟な働き⽅を選択できる環境を整えることで、従業員が仕事と⽣活のバランスをとりながら⻑く活躍することを⽀援しています。
多様性を尊重した人事制度
多様な「個」が能⼒を発揮しやすい環境を整えるため、2024 年に⼈事制度を改定しました。これにより、ワークライフバランスの柔軟性を⾼めるとともに、多様性の尊重を実現していきます。
多様性を尊重した家族の定義
マイノリティの包括的権利保障の観点から、規定上の「配偶者」「⼦」「結婚」の定義を変更しました。これにより、事実婚や、同性パートナー、養⼦縁組関係にある家族にも、慶弔休暇、結婚祝い⾦など、様々な制度の適⽤範囲が拡充されました。
特別休暇(⼀部抜粋)
種別 | 概要 |
---|---|
慶弔休暇 | 従業員及び家族の結婚、弔事の際に利用できる有給休暇。 |
出産休暇 | 配偶者の出産及びそれに伴う養育を理由に、年次有給休暇とは別に付与される10日間の有給休暇。 |
COH休暇 (リフレッシュ休暇) |
従業員が休暇を利用してリフレッシュすることで、Chain of Happinessが拡がることを期待したI-ne独自の有給休暇。年6日。 |
COH休暇 (ボランティア休暇) |
従業員がボランティア活動に参加することで、Chain of Happinessが拡がることを期待し、ボランティア活動参加をサポートするI-ne独自の有給休暇。年3日。 |
ライフサポート休暇 | 家族のケアやライフプランニングを尊重するために新設した休暇制度です。 家族の看護や、介護、生理日の就業が困難な場合、不妊治療、慣らし保育など、より幅広い理由で取得が可能。 |
エンゲージメント

I-ne で働く従業員⼀⼈ひとりにとって「働きがい」があり「働きやすさ」もある環境を提供することで、エンゲージメントが⾼まり、個の能⼒が最⼤限発揮でき、経営計画の実現、そしてその先のMission の実現に繋がると考えています。
エンゲージメントの測定
年2回のサーベイを実施し、総合的な会社へのエンゲージメントを計測しています。2024年5月には当面の目標であった4.0を達成しています。引き続き4.0以上の維持を目指し、サーベイでのモニタリングや結果を踏まえた従業員との対話を行い、エンゲージメント向上につながる施策に取り組みます。
エンゲージメントスコア
エンゲージメントに関する3指標
2022/10 | 2023/5 | 2023/11 | 2024/5 | 2024/11 | 単位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
私は、この会社で働くことに誇りを持っている | 4.01 | 3.98 | 4.14 | 4.18 | 4.07 | pt |
私は、この会社で働くことに全体的に 満足している |
3.74 | 3.76 | 3.97 | 3.97 | 3.90 | pt |
私は、この会社で3年後も成長しながら 働きつづけたいと思う |
3.97 | 3.67 | 3.86 | 3.98 | 3.84 | pt |
3指標の平均値=エンゲージメントスコア | 3.91 | 3.80 | 3.99 | 4.04 | 3.94 | pt |
競争力のある報酬水準の実現
高い成果を発揮した従業員に対して適切な評価を実施するとともに、評価に対する公正な報酬を実現することで、従業員のモチベーションを向上させることを目指しています。2024年度の平均給与は2023年と比較し約30万円増加し691万円に、昇給率は3.6%から6.1%へと大幅に向上しました。労働市場での競争力を実現するため、報酬水準の改定を適宜実施していく方針です。
平均年収推移
その他データで⾒るI-ne
I-ne のいまをご紹介します。
従業員数
男⼥別従業員⽐率
年代別従業員比率(2024年)
所属拠点別従業員比率(2024年)
採用区分別従業員比率(2024年)
退職率
従業員データ
2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 単位 | |
---|---|---|---|---|---|
従業員数 (12月時点の所属人数) |
290 | 298 | 348 | 410 | 人 |
中途入社員数 | 269 | 281 | 332 | 396 | 人 |
新卒入社員数 | 21 | 17 | 16 | 14 | 人 |
正社員数 | 253 | 265 | 314 | 378 | 人 |
非正社員数 | 37 | 33 | 28 | 32 | 人 |
非正社員比率 | 12.8 | 11.1 | 8.2 | 7.8 | % |
女性社員数 | 188 | 184 | 213 | 240 | 人 |
女性社員比率 | 64.8 | 61.7 | 62.0 | 58.5 | % |
障がい者比率 | 1.0 | 1.1 | 1.1 | 1.71 | % |
離職率 | 16.7 | 14.9 | 11.7 | 7.2 | % |
平均勤続年数 | 3.4 | 4.1 | 4.1 | 4.6 | 年 |
報酬
2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 単位 | |
---|---|---|---|---|---|
平均年収推移 | 5,010,000 | 5,950,000 | 6,650,000 | 6,910,000 | 円 |
昇給率 | ━ | ━ | 3.6 | 6.1 | % |
ダイバーシティ
2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 単位 | |
---|---|---|---|---|---|
⼥性管理職⽐率 | 31.9 | 36.9 | 34.6 | 36.5 | % |
⼥性課⻑管理職⽐率 | 52.3 | 52.1 | 55.0 | 51.4 | % |
女性部長権限管理職比率 | 20.0 | 15.8 | 14.3 | 26.1 | % |
女性本部長権限管理職比率 | 5.0 | 16.7 | 13.3 | 12.5 | % |
女性執行役員管理職比率 | 5.0 | 16.7 | 16.7 | 16.7 | % |
女性管理職数 | 15 | 17 | 18 | 27 | 人 |
女性課長管理職数 | 11 | 12 | 12 | 19 | 人 |
女性部長権限管理職数 | 4 | 6 | 4 | 8 | 人 |
女性本部長権限管理職数 | 1 | 2 | 2 | 2 | 人 |
女性執行役員管理職数 | 1 | 2 | 2 | 1 | 人 |
男性育休取得率 | ━ | ━ | 28.6 | 11.1 | % |
男女賃金格差 | ━ | ━ | 64.0 | 63.8 | % |
安全
2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 単位 | |
---|---|---|---|---|---|
休業災害率 | 0 | 0 | 0 | 0 | % |
労働災害(死亡災害)の件数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 件 |
健康診断受診率 | ━ | 91.4 | 96.5 | 100 | % |
ストレスチェック受検率 | ━ | 100 | 99.7 | 100 | % |