オフィスホッピング制度をつかってWeWorkで社外の人と働いてみた

こんにちは。web戦略部チーフディレクターの平尾です。
I-neでは商品パッケージや広告などのクリエイティブを社内で制作しており、私もwebサイト・動画・SNSを制作するデザインチームの一人です。


先日、社内のデザイナーのクリエイティビティと作業効率の双方を考えて、新しい働き方のテスト運用をはじめました。

結論を先に言うと、この制度をテスト導入することでしか、得られなかった気付きがたくさんありました。

I-neでは、爆速で成長するための人事制度を、人事だけではなく、いろんな部署と試行錯誤しながら作っています。

テスト導入:オフィスホッピングで作業効率最大化

オフィスホッピングとは

オフィスホッピングとは、クリエイティビティを最大化させることを目的とした働き方の取り組みです

要するに出社せず、どこで働いてもOK。カフェでも図書館でも美術館でも仕事ができれば、場所を問わずどこをオフィスにしてもいいんです。


今回はこの制度を使って、異業種がたくさん集まるコワーキングスペース『WeWork なんば』で仕事をしてきました。

なぜやるのか

いわゆるインハウスデザイナーと呼ばれる私たちは、社内でクリエイティブを制作しています。

同じブランドの商品ばかりを担当していると知識が凝り固まってしまったり、違う業界のデザインやデジタルコミュニケーションに触れることが少なくなります。
そこで、いつもとは違った場所でインプットすることで、質の高いアウトプットにつながるといった考え方です。

WeWorkに入居した方に実際に聞いてみました

実際に働いている方にお話を伺えました。

今回WeWorkでご一緒させていただきたのは大阪のTRICK DESIGNさん。

大阪や東京でSWITCH BARという、コンセプトバーや飲食店を展開していたり、町おこしイベントを開催したりしています。
以前から個人的な親交があり、一緒に働きたくてオフィスにお邪魔しました。

WeWorkに入居して変わったこと

平尾 以下 H

H :WeWorkに入った、最初のきっかけはなんだったんですか?

オフィスが手狭になってきたタイミングで、新しい働き方を試したいなってなったんですよね。
トレンドを追いながら自らもトレンドを作っていかないといけないんですけど、さっぱり社外との関わり合いが無くなっていました。

そういった意味で危機感と社会からの孤立感がありました。

H:なるほど。WeWorkに来てから何か変わりましたか??

狭い意味でいう働き方はさほど変わってないですね。確かにメンバーの職種によって変わりますが。

ただ大きい意味での働き方は変わりました。

H:大きい意味とは?

WeWorkでは夜に積極的にイベントを開催しているんですよね。社外の人がたくさんきたりして、異業種の方と出会うチャンスが多いんですよ。

イベントに参加したいから、それまでに自分の仕事を終わらせておこうって、工夫して作業効率を上げているみたいです。それはもともと目的としていたことだったんで、よかったですね。

これからのオフィスのあり方について

H:ぶっちゃけ、オフィスって必要ですか??

オフィスって会社のアイデンティティがとても色濃く反映される場所だと思うんです。

だからこそ僕らは必要だと思っています。ただ働くために集まるのではなくて、カルチャーを共有するために集まる。

オンラインで物が買える時代に、まだリアルショップの役割はあるように、オフィスにもカルチャーや体験の共有を求められるようになると思います。

H:ほお、カルチャー… カルチャーって何ですか?

例えば、会社の中に滝がある会社があってですね 笑
訳わかんないじゃないですか、滝って。住宅とか不動産とかやってる会社さんなんですけど。

でも生活に自然を組み込む事を企業の存在価値にしているらしいんですよ。
その時、なんか合点がいったというか。要するに社員にも同じマインドを持ってもらうための工夫をオフィスに反映しているんだなって。

実際に全社員が出社する必要はなくなりましたが、みんなが同じ方針を向いている事を確認するために、オフィスワークとリモートワークをこれからも共存させていきたいと考えています。

また、予想外によかったことに、結局リモートで働こうとすると、仕事を捗らせるためにアプリケーションを上手に使いこなせるようになりましたね。

ツールをうまく使いこなすことで、作業効率が良くなりました。
特にバックオフィス系のスタッフは前向きに考えてくれているようです。

あとがき

これからのオフィスに求められること

会社の外で作業をしてみて新たな発見がありました。オフィスは会社のカルチャーを作る場所であり、体験を共にする場所だということです。作業をするためだけにオフィスがあるというわけではないんですね。

『これからはもっとオフィスにカルチャーや体験の共有を求められるようになると思います。』

その言葉がとても印象に残りました。

リモートワークや職種に合わせた働き方を整備していくことで、オフィスは従業員にとって世界観を体感する場所になるのでしょうね。