『パワーバランスは対等に―。「小売り ≫ メーカー」でも「小売り ≪ メーカー」でもダメ』福岡で奮闘する営業マンが拡げる可能性。

学生バイトの松下です。こんにちは。

今回は祝オフィス移転!のI-ne福岡支社にてオフライン営業をされている、羽田野さんにお話いただききました。I-neに転職した理由や現在の福岡支社で感じていること、今後における自身の成長戦略や挑戦したいことなど、様々なトピックに答えていただいています。そしてちょうど新型コロナウイルスの影響もあり、オフラインでの活動をメインとする業務は大きな転換を迫られた時期でもありますが、そのあたりの事情についてもお伺いしました。

羽田野 健太(はたの けんた)

I-ne販売本部営業部キーアカウント2課
新卒で大手製薬会社に就職後、これまでになかった社風や新鮮味に惹かれて株式会社I-neに入社。その後、I-ne福岡支社の立ち上げに携わり、現在は福岡で営業活動に注力中。


― ずっと目立つ場所をキープするBOTANISTが不思議だった ―

松下(以下、M)
本日はよろしくお願いします!まずは羽田野さんのお仕事、そして営業部キーアカウント2課の基本的な業務について教えてください。

羽田野
現在は福岡支社にて、各種ドラッグストアやGMS(総合スーパー)の本部に営業活動を行っています。もう少し具体的に説明するならば、それらドラッグストアやGMSの本部と、商品の新規導入提案や展開するにあたっての戦略を擦り合わせたりすることが主な業務になります。また、オフラインの営業に関してはI-neのほぼ全プロダクトを提案するため、当然のようにBOTANISTの商談後にskinvillやSALONIAの商談を行うこともあります。できるものは全て商談しますね(笑)

M
一人で全ブランドを担当されるんですね!それは驚きです。現在のように沢山のブランドを担当して働きたい想いなどがあって、I-neに転職されたのですか?

羽田野
いえ、多くのブランドを抱えて働きたいといった考えは特にありませんでしたが、自分自身の10年後や成長について考えたことが大きなきっかけです。前職は大手の製薬会社で、ドラッグストアやGMSへの営業をしていました。毎日がむしゃらに働いていた26歳。あらためて、自分がどういった価値を発揮できる人間になりたいかが見えてきた時期だったんです。

M
新卒で入って数年後というのは、自分を見つめ直して考える方も多い時期という印象があります。

羽田野
そうですね。そしてちょうどそんな頃に、店頭でよく目にしたのがBOTANISTでした。ドラッグストアの業界は、どう頑張っても棚落ちや商品スペースの確保が難しいことは往々にしてよくありますが、BOTANISTはずっと目立つ位置で展開できていて、とても不思議に思っていたんです。しかしそれが店舗側との関係性の構築や、ブランディングの努力などによって保たれていたことは入社してからわかりました。 ただそうやって最初に「なぜだろう?」と疑問に思い、調べていく中でI-neという会社には強く興味を惹かれていったんです。さらに面接の場などを通じて会社の雰囲気などにも触れていくうちに、「I-neなら自分自身が目指したい成長を実現できるのではないか」といった思いがどんどん強くなり、ご縁もあって入社させていただきました。


― 物件が決まるまでは博多駅のドトールが福岡支店でした ―

M
なるほどそうだったんですね。そして最近は福岡支社の移転&拡大がありました!おめでとうございます。新しいオフィスはどうですか?

羽田野
めちゃくちゃ快適です!なんといっても空調があります(笑)あと、今のオフィスは周りにスタートアップ企業が多く入っているので、そういった意味でも常に刺激を受けますね。移転させてくれた会社には本当に感謝しています!

M
以前のところは空調なかったんですね(苦笑)福岡はよく魅力的な街として紹介されることも多い土地ですが、羽田野さんはその福岡の出身とお聞きしました。地元の方にとって、どのような点が魅力的に映っていると思われますか?

羽田野
人が温かいところですかね。他の地方と比べてみても、たとえばご飯屋さんなどでお店の方やお客さんから話しかけられたりすることは多いと思いますし、その辺に立っているキャッチのお兄さんにお店聞いても美味しいところ紹介してくれたりもしますし(笑)アットホームでご飯が美味しいイメージなどが良い風に映っているのではないかと思っています。

M
私も福岡は旅行で行ったことがあるのですが、とても楽しかったので納得です!そして社会人として地元に戻ってこられたわけですが、仕事で拠点にすることによって何かあらためて気付いたことなどはありましたか?

羽田野
現オフィスのところでも話しましたが、スタートアップ企業の多さにはびっくりしました。そしてその企業同士が情報交換して細かいセミナーなどを頻繁に行っていることは、社会人として福岡に来て気付いたことですね。これまでにはなかったような、横のつながりを作る必要があるとも感じました。

M
確かにそういったレイヤーの話はその土地にいないとわからないことですね。福岡支社は同じく営業部の渡邊さんと二人三脚での立ち上げだったと思いますが、その際の苦労やエピソードなどあれば教えてください。

羽田野
もう思い出すだけで泣けます(苦笑)本当にゼロからのスタートだったので・・・自分たちで物件を探して出張に合わせて内見に行って、通常業務の商談をして、また次の物件を見に行って、といったような・・・。当時は博多駅のドトールを福岡支店と呼んで渡邊さんと常に仕事してましたね・・・

M
た、大変だったんですね・・・でもその頃の苦労があって、今があるというのはとても素敵なことだと思います。


― 福岡という土地を活かして、垣根を越えていく ―

M
営業職として大切にしていることはありますか?

羽田野
常に対等な立場を意識しています。パワーバランスが「小売り ≫ メーカー」でも「小売り ≪ メーカー」でもダメです。その図式は「小売り=メーカー」となって、初めてお互いの成長を目指した話ができると考えているからです。よく白熱した商談になりますけどね(笑)

M
その現場はこっそり見てみたいです(笑)社内のクレドに関することなどはいかがですか?

羽田野
クレドではChallenge & Commitを体現することをモットーとしています。理由としては、他のすべてのクレドもChallenge & Commitに通じているのかなと思っていて、Challenge & Commitするためにインプットするし、オーナーシップやボス目線を持つこともできます。すべてCommitにかかってきているのかなと、私は感じています。

M
確かにすべてに直結してくることですよね。そんなChallenge & Commitのクレドを意識して、日々の中で落とし込み実施されていることなどはありますか?

羽田野
日々の行動としては、毎朝出社してからの30分間、ネット記事などを大量にインプットします。そしてその中で良かった内容のものを周りの皆にシェア。まだまだ見聞を広めたり、勉強や成長していく機会を作ることが必要だと思って始めました。さらにそこから得た情報などが、その日の商談に活かされたりすることは大いにあります。これからも続けていきたいですね。

M
新型コロナウイルスについてはどうですか?仕事の内容は勿論、かなりの変化を求められたと思いますが。

羽田野
大きく変化しましたね。基本がweb上での商談となったので、これまでよりも話すペースを落としたり、ジェスチャーを大きくとったりするようになりました。また、初めて商談する方の場合は、自己紹介のスライドを冒頭に1枚入れて、僕自身を知ってもらってから商談なんかもしています。これはこれで楽しいですね。

M
ありがとうございます。最後に、これから挑戦したいことを教えてください!

羽田野
国内と海外、オンラインとオフラインといった、垣根を越えた営業活動を行っていきたいです。福岡支社では、アジアの拠点としてそのポテンシャルの高さを日々感じています。アジア圏と福岡は距離が近いので、うまく対応することで相乗効果が生まれるのではないかなど。たとえば中国の営業に行った翌日に、その内容をかみ砕いて国内の企業と商談をするとか、福岡を通じてそういった動きができればお客様にとっても会社にとっても、そして自分自身にとっても良い影響を与えられるのではないかと思っています。そしてそれらを実現し、会社の成長を支えるためにはまず自分自身の成長が不可欠です。先輩や後輩、年齢や会社などといった枠は関係なく、全てから学ぶ姿勢は続けます!

M
本日は貴重なお時間ありがとうございました!