意思ある挑戦の先に道が拓く、I-ne流キャリアのつくり方。

意思ある挑戦の先に道が拓く、I-ne流キャリアのつくり方。

I-neでは個人のキャリアについても自立を求めます。自ら手を挙げて挑戦し続ける人の個性や意志を尊重し、成果に伴って次の挑戦の場を設けています。
キャリア採用で入社してから、様々な挑戦を続ける網本と、上長の上田にインタビュー。変化が多い会社でキャリアをつくってきたお二人を通じて実態に迫ります。

※所属、役割は取材当時のものです。

執行役員 CMO(Chief Marketing Officer)

上田 隆司

2018年I-ne入社。前職では自社メディア広告・デジタルマーケティング・新規事業開発を経験。I-neへの入社後、早期にブランド開発に手を上げ、組織が拡大していく中でマーケティング領域のマネージャーに就任。消費財や化粧品といった有形商材メーカーでの勤務経験はなかったが、MISSION共感を軸に思考・実行し、本部長・執行役員と活躍の幅を広げ続けている。

美容家電事業本部 ブランドマネジメント部 兼 ブランドプロモーション部

網本 康平

2016年I-ne入社。前職は歴史ある化粧品メーカーでマーケティングを担当。I-ne入社当初はブランドマネジメントの部門が存在せず、商品開発部へ。その後、マーケティングフローの構築や新ブランド立ち上げなどに携わりながら、ブランドマネジメント部門の創成期を支える。2024年1月からは美容家電事業本部にてマネージャーに就任。プライベートでは3児の父として、育休取得をしながら仕事と家庭の両立を図る。

キャリアビジョンを描く中で重なった、個人のWILLと会社のWILL

まずは網本さんの「SALONIA」ブランドマネージャーとしての仕事内容を教えてください。

網本

基本的にブランドに携わることは何でも行い、最終的に売上・利益の責任を負うポジションです。目標値を達成するために、メンバーと連携しながら中長期の戦略を描き、商品発売のタイミング、プロモーション展開などを考え、管理します。事業計画全体を担う役割ですね。

並行して、先月(2024年1月)にはブランドマネジメント部の部長にも就任しましたが、これは自身が目指していたキャリアなのでしょうか?

網本

元々、何歳までに部長になりたい! といった考えはなかったです。ただ、入社当初からI-neに在籍する以上は会社に貢献したい、いや貢献せねば! というマインドはずっとあって。そうなると必然的に経営に携わる立場、マネジメント職を担うことがイコール会社への寄与度も高くなると考え、目指すところとなりました。なので、出世して偉くなりたいわけではなく、会社貢献という思いが軸にあり、現状につながっています。ただ、想像していたよりも早い展開だとは感じていますね。管理職未経験のまま部長になったので。

上田

私は、自分がマネージャーになったときから3か月おきに、網本さんを含めた部下それぞれとキャリアプランについて話す機会を設けていて。網本さんからはそういった個人のWILLを聞いていましたし、私としても事業をリードする人材を増やしたい思いがありました。なので、お互いのWILLの重なりを認識しながら、網本さんへいつ、どのような機会をセットするか考えながら一緒に仕事を進めていて。その過程で数々のバリューの体現があり、このタイミングとなりました。

数々の課題に挑み成果を上げ、積み重ねたキャリアと信頼

網本さんは実際にこれまでどのように目標を立てて動き、キャリアアップを図ってきたのですか?

網本

まず一つひとつ与えられたミッションをやり遂げていくことが大前提としてありました。なので、部長になるためにこういうことを頑張ろう! というのではなく、あくまで担当ブランドの利益最大化のためになることを一つずつ行い、自身も成長していくという意識の上での積み重ね。そうして突き詰めていくと必然的に事業全体にも関わることになり、より貢献度の大きい仕事を達成してキャリアを積んでいくことになったという印象です。

次々と出てくる課題を着実にこなし、ステップアップしていったと。

網本

そうですね。
あとは、上田さんの部下になってから比較的短いスパンで色々なチャレンジをさせてもらったことも大きいです。ブランドの立ち上げといった0から1の動きもそうですし、1から10に伸ばしていくようなフェーズのことも体験させてもらいましたし。その時々で自身の課題に応じた役割を与えられ、飽きることなく楽しんでステップアップできました。

上田

網本さんは、絶対にこのブランドがやりたいとか、絶対にこの仕事じゃないと嫌だということがない。
会社のMISSIONに共感してくれているというのが根本にあり、自分が成長できる、自分の価値を発揮できる領域であれば何でも頑張りますというスタンスでいてくれたので、個人の成長や会社の課題に応じて色々な機会をセットしました。それをいつもスッと飲み込んでくれて、成果も出してくれて。人によって異なりますが、網本さんの場合は新しいことにチャレンジして学ぶというサイクルを細かく回すことで、中期的にはどのような仕事でも価値を発揮しながらやれるタイプだと捉えていましたし、当然そのような期待もあってのことでした。

網本

実際、前向きに楽しんでいました。本当に、I-neに入社してから飽きたことがない! 前職では長い期間ゴールの見えない仕事をしているような状態で、走っているけど進んでいる実感がなかったんです。それが一転、毎回新鮮な気持ちで仕事ができる環境になって。経営の意思決定が速いことも相まって、まるでゲームを一つずつクリアしていくような感覚で、面白さを感じながらやってきました。今まで2年間何か一つのことをやり続けたことはなくて、長くても1年スパン。一時期は半年ごとに名刺が変わるぐらいの目まぐるしさでした。

上田

ただ、それが通例というわけではなくて。
同じ職種で6年間継続的に仕事をしている人もいます。個々のタイプや課題感に合わせて、そのスタイルを柔軟に変えていますね。

I-neでWILLを叶えられる人、評価されるスキルとは

上田さんから見て、網本さんの強み、キャリアパスを実現できている理由は何でしょうか?

上田

基本的にすり合わせた目標に関しては、しっかりと達成に対して自立的に動ける自走力がある、そういったコミットメントはすごく感じています。また、ブランドマネージャーは多くの人を動かす必要があり、巻き込み力や前に進める推進力も大切。そのあたり、網本さんは他者と比較してもスキルが高い印象があります。特に新ブランド立ち上げ時などは答えがなく、途中で止まってしまうことも少なくない中、網本さんはしっかりメンバーと議論して進めることができる。そこは素晴らしいです。

網本

それは自分でも意識していて。たとえ自分とメンバーのスピード感が合わずにハレーションが起きてもネガティブにはならず、むしろ楽しむ。こんな状況だからこそやってやろう! と、ポジティブなマインドで動き、推し進めてきました。

上田

あとは網本さんの場合、「SALONIA」のブランドマネージャーになってから途中で一度、営業への異動がありました。本人の自発的なWILLをキャッチせず異動するのは珍しいケースなのですが、この時は網本さんと会社のより良い成長を考えて。ここで一度マーケティング知識を持ったセールスパーソンになってもらうことで、本人も会社ももっと新しい視点と価値を生み出せるかもしれないと感じてのことでした。この打診に対して網本さんは二言返事で「行きます!」と言ってくれましたし、そこでもしっかりと成果を出してくれたことは、非常に評価しています。

網本

正直、営業への異動は想定外で、一瞬とまどいました。けど、当時のブランドの課題を考えた時に、これは絶対やらねばならないことだと感じたのを覚えています。それに、実は当時なんとなくコンフォートゾーンに入っている感覚があって。自分にとっても必要な経験だと思いましたし、挑戦することで何か大きなものを持って帰れる気がしたんです。

実際にはどうでしたか?

網本

とても良い経験になりました。
というのも、ちょうどその時「SALONIA」初の価格改定のタイミングだったんです。しかも、それを言い出したのは自分自身という。ブランドマネージャーとして価格改定を決定した後、今度は営業として商談を進めることになった。それはもう、かなり難しく、ハードな日々でした。ですが、営業部としてもこれまでにない施策、さまざまなチャレンジを行いながら、なんとか無事に価格改定を完了し、結果的に利益率も上がって。結局営業部にいたのは1年間でしたが、得るものは大きかったです。

上田

あと、前提としてそもそも網本さんはI-neにいたら、上司がキャリアアップの階段を用意してくれるなんて思っていないんですよね。自分でどんどん価値を高めて、会社にとって必要な人材になりたい、ならねばという意識が絶対的にあると感じていて。そういった自立自走しながら周囲をも動かす素養は、I-neでは重要視されるところです。自分のキャリアに自分で責任を持ち、それを会社のミッションとどうつなげ、広げるか。網本さんはそこをしっかりと実践できている人材です。

なぜそんなにコミットメントできるのですか?

網本

基本的に、I-neに対してエンゲージメントが高いんですよ。先程も言ったように飽きることなく、頻繁に刺激をもらえる環境ですし。また、働き方についても、もちろん大変なこともありますが、決して疲弊するようなハードワークではなくて。メリハリをつけて働き、プライベートも充実させられることがI-neの魅力だと感じています。きちんと成果を出すことを大前提として、自分がやりたいように、楽しみたいようにとことん頑張れるという点でエンゲージメントが高く、コミット力につながっていると思います。

新たな役割・視座を獲得し、さらなる高みに向けて

改めて、部長に就任してからの仕事内容や意識の変化はいかがですか?

網本

これまではずっとブランド戦略を考えてきましたが、今は並行して組織戦略も考えていく必要がある。なので、組織もそうですし、会社のカルチャーを作っていくためにどうすべきか考え、それに伴う仕事に関わる時間が増えました。例えば、採用活動。どのような人材を迎え入れ、どのように配置し動いていけば戦闘力が上がるのか、シミュレーションしながら実行していくことに、今までにない面白さと難しさを感じています。また、美容家電だけではなく他の事業部も含めた会社全体で理想像がある中、どういったアクションを起こせばそこに向かって動いていけるのか。フィロソフィーを浸透させる方法、メンバー同士がお互い高め合うような文化を作る方法について考え、周囲と議論する日々です。

上田

今までは「SALONIA」を伸ばすことだけを考えれば良かったけれど、そこに組織をどう持続させるか、強くしていくかという観点が増えたと。当然今までよりも大変になるけれど、このチャンスをぜひ生かしてほしいですね。それに、網本さんの部が一番会社のカルチャーを発揮できているね! と周囲から言われるようなチーム作りを期待しています。

網本さん自身の今後の展望は?

網本

新たな役割における課題に挑んでいくのはもちろん、自身の領域でいくと、やはりI-neはまだまだヘアケアの会社というイメージが強いことに課題を感じていて。「SALONIA」の発展はもちろん、新たなブランドを立ち上げて、世間一般にI-neは美容家電も強い会社なのだというイメージを作っていきたいと思っています。

人材育成に本気で向き合っているI-ne。
だからこそ、網本のように意思を持って積極的にチャレンジを続け、着実に成果を出せる人材が生まれています。また、そういった人材を上田のようなマネージャー陣が正当に評価することによって、多様なキャリアの道筋が拓かれています。それはやがて、想像以上のキャリアビジョン実現につながる。これが、I-ne流キャリアアップなのです。