新オフィスに見る、整備された環境と生産性の関係

新オフィスに見る、整備された環境と生産性の関係。
2024年9月、I-ne本社は7回目となるオフィス移転を実施しました。会社の成長に合わせて、働く環境もアップデートし続けるI-ne。そこで、これまで複数回の移転を経験してきた社員2名に、今回の移転でより便利に、快適になったポイントから生産性の向上、これからの働き方まで、感じていることを話してもらいました。
※所属、役割は取材当時のものです。

営業本部第一営業部
久保山 隆
化粧品の輸入代理店にて営業を担当した後、2016年1月に営業職としてI-neへ入社。取引先の店舗や企業訪問など、外回りの業務を多くこなす。近年は家電量販店の本部担当として代理店の営業窓口を担うほか、家電チームの課長としてマネジメント業にも尽力。オフィス移転は3度経験。

ビューティーケア事業本部 ブランディング部
松井 冴子
広告制作会社にてデザイナー経験を積んだ後、2017年にI-neへ入社。ブランドディレクターとして現在はBOTANISTを担当。ブランドチームの一員として、部門を横断したやり取りや現物を見てアレンジする業務が多く、出社が基本となっている。課長としてチームマネジメントにも注力。オフィス移転は2度経験。
大阪中之島から大阪本町へ、本社オフィスが移転
――I-neの本社は、2024年9月に新オフィスへ移転しました。新オフィスのコンセプトは、「Social Beauty Innovators base」。移転を機に、より効率的で持続可能なワークスタイルを実現し、革新的なアイデアで世の中にイノベーションを起こす新しいチャレンジへの一歩を踏み出しました。
場所は、大阪中之島から大阪本町へ。大阪のメインストリート・御堂筋に面した、御堂筋ダイビルの7階~11階が新オフィスです。以前よりも広さはややコンパクトになったものの、大阪を代表するオフィス街の中心に位置し、最寄の大阪メトロ本町駅まで徒歩約5分。利便性は大きく向上しました。
その影響もあってか、中之島オフィス時代はコロナ禍以降、在宅率70~60%を推移していたところ、移転後は50%程度にまで減少。オフィスに出社しての、リアルなコミュニケーションも増加しています。

移転して感じる、好ロケーション
――ここからは、複数回のオフィス移転を経験したお二人に伺います。今回の立地面、中之島と本町の違いをどのように感じますか?
久保山
中之島も素敵なエリアだったと感じますが、営業の立場からするとクライアント先へ出向く機会も多いので、アクセスは非常に重要。移転後はオフィスから最寄の本町駅まで歩いてすぐの距離ですし、3路線が乗り入れているので、どこへ行くにも便利になりました。
松井
私も、便利さを感じます。以前はオフィス周辺は自然が多い反面、あまりお店がなくて、、、ドラッグストアなどに現地調査へ行くにも電車に乗って出かけていたんです。今は周りにたくさんお店があるので、情報収集もしやすくなりましたね。
久保山
あとは営業活動が終わってからちょっと事務処理をしたいなと思った時も、すぐにオフィスに戻って来られるようになりました。しかもオフィスの近隣に取引先の店舗が多くあるので、小まめに訪問しやすいのも嬉しいポイントです。
松井
個人的には、近所にコーヒーショップがたくさんあるのが嬉しいです。ちょっと気分転換したい時の選択肢が多くて、良いリフレッシュになっています。昼食を食べる場所、買える場所も以前より格段に増えました。行き帰りに御堂筋を歩くのも気持ちが良くて。紅葉やイルミネーションなど、季節の変化も楽しみです。
久保山
会社帰りに飲みに行けるお店も、徒歩圏内に色々あって便利です。中之島時代は福島や梅田まで出ていたので。こうして気軽に行ける場所が増えると、おのずと飲み会の機会も増えて、結果的にコミュニケーションが盛んになっているのも良い変化ではないでしょうか。

心地良い空間と充実の設備
――オフィスの内装にもこだわったと聞きました。どんなものがありますか?
松井
前のオフィスもI-neらしさを感じられるオフィスでしたが、今回もまた一段とオシャレな、素敵なデザインの空間になりました!実はオフィスの内装も、自社のブランディングチームが入ってて、ちょっといろいろ自慢したいところはあるんですが、小出しに話していこうかな。(笑)
久保山
今日は全部言いましょう(笑)
オシャレ、と言うのを営業の目線でお話しすると、本来、自分たちがクライアント先へ出向くのが営業としての基本ですが、I-neでは先方から「I-neのオフィスを見てみたい」とリクエストいただくことが少なくないんです。リリースを見て移転を知ってくださったお客様が、新しいオフィスをぜひ見たいと言ってくださる。そういう風に興味を持っていただけるのは嬉しいですし、実際に反響が大きいです。
松井
お客様を最初にお迎えする8階エントランスのインパクトが大きいと思うんですよね。I-neらしいたくさんのグリーンに彩られていて、一角には縁側付きの和室もある。その対面にはI-neの全ブランドの商品がズラッと並んで、自由に試していただけるのもポイントです。洗面台完備なので、実際に色々と手に取って使い心地を実感いただけるようになっています。
――従業員の皆さんが使う執務スペースはいかがでしょうか?
久保山
I-neには従業員のみんなが集まれるようなフリースペースが過去のオフィス代々あるんですが、今のオフィスでもソファーやグリーンを配置して休息とコミュニケーションの場になっています。こういうところが「I-neっぽいなぁ」と感じます。
松井
光がいっぱい入るオフィスなので、意識しなくても自然に気分が良くなるというか。周りの皆も、「移転して数ヶ月経つけど、まだ出社が楽しい!」と言っています(笑)。すごくきれいで素敵にデザインされたオフィスで働くと気持ちが上がるというのは、皆の共通認識だと思います。
久保山
なかなか改まって言う機会はないけど、確かにそうだと思います。
松井
新しくできた設備の中で注目なのが、ショッパーラボ。ドラッグストアを再現した部屋で、ここに試作品を陳列してデザインなどを検証したり、一般消費者を招いて実際の買い物を想定した動きをチェックするモニター調査をしたりしています。
久保山
実際の売り場の再現が社内でされていて、リアルな社内調査を積み重ねているというのは、我々営業としてもお取引先様にも響いてると感じることがあります。

松井
カット台とシャンプー台のあるサロンもアップデートしました。今度、ブランドチームの皆でサロンに集まり、新商品の香りを試す予定。今後もこのサロンを生かした取り組みが増えそうです。これまで外部の美容室で行っていたような撮影も、今後はここでできますしね。
久保山
確かに、社内で出来ること増えて、以前より色々なコンテンツがリッチになりました。特別な設備以外でも、各自の作業環境も良くなりました。
松井
それぞれ自分のデスクがありつつ、自席以外で作業できるスペースが増えたので、皆さん自由に移動して仕事をしている印象です。私もよく、窓際にあるフリースペースを使います。ちょっと誰かと打合せをしたい時も、わざわざ会議室を予約することなくこのスペースで済むので助かります。
久保山
わかる!私も窓際のフリースペースやブースが気に入っていて、オンラインの商談や会議の際に使うことが多いです。大きな窓から見える景色がきれいなんですよね。高層階且つ周囲がひらけているので、開放感抜群!良い感じにリラックスと集中を切り替えて臨めます。
新天地で考える、生産性の高い働き方
――移転によって、働き方そのものに変化はありましたか?
久保山
部署ごとにデスクを固めてそれぞれの島を作っているのは以前と同じなのですが、移転後のフロアレイアウトでは島同士の距離が物理的に近くなって。結果的に、他部署とのコミュニケーションが増えました。例えば、営業先でお客様からいただいた質問や意見などを、品質管理の方に気軽に話せるようになったなと。
松井
そういえば、オフィスの延べ床面積自体は比較的コンパクトになったので、元々部署内であまり話すことのなかった人同士も会話が増えているような感覚が私もあります。久保山さんもそう感じてたんですね!
久保山
周りの会話が自然と聞こえてきますよね。たまに聞きたくないことも聞こえてきますが(笑)。その分、お互いの苦労が見えやすくなったというか、他部署のことももっと分かるようになり、以前より背景をくみ取りやすくなったと思います。
――従業員同士の距離が近くなったと言えそうですね。業務の生産性という観点ではどうですか?
松井
そうですね、これまでも「生産性高く」「パフォーマンスを発揮すること」に重きを置いた働きかたを推奨していました。今回の移転は立地、内装含めて「やるときはやる」「休むときは休む」と言ったスイッチの切り替えが叶いやすいオフィスになった気がします。
久保山
思考が煮詰まったり、行き詰ったと感じたときに気分転換すると、また頑張る、ができると思うので、1つの拠点にいながらそのスイッチを切り替えられるのはいいですよね。
松井
あとは、在宅・フレックス等の制度活用がみんなうまくなってるので、ここも生産性に寄与してると感じます。出社する日には、出社だからできる予定を詰め込んだり、在宅の日には根詰めてやる業務の予定を入れたりしています。人それぞれパフォーマンスが上がる場所・タイミングが違うと思うのでみんなうまくコントロールしていますね。
久保山
私も古くから在籍している者として、働きかたの変化はひしひしと感じています。ただ、なんでもフリーで自由にどうぞ、というわけではなく、以前よりも自由度が増したからこそ、自分でしっかりスケジュールを決めなければ、これまで以上の結果を出さなければという意識が強く働く。ダラダラしないよう、自分の中で時間を区切るなど、ルール作りをして取り組んでいます。
松井
そうですね。それぞれ自分でしっかりと自己管理して、やるべきことをやる。あれ、意外と厳しいかも知れない、うちの会社。(笑)
――今後どんな人に仲間になってほしいと考えますか?
久保山
マストで、I-neのバリューに共感してくれる人。I-neはすごく成長できる環境、というか成長せずにいられないような会社だと思うので、もっと自分は成長したい! と思っている人に来ていただきたいです。
松井
そうそう、バリューを体現して働くことが楽しいと心から思ってくれる人。しんどいなと思うことも前向きに乗り越えられる、ポジティブに変換できる人が良いですね。実際I-neには、ちょっとハードなぐらいが楽しいよね! という人がけっこう多いので(笑)。
久保山
「ハードに働く」というのも、先ほどから話してるように裁量があるの中で自分たちが自ら選択してるんだと思ってます。
松井
そして、その仕事を何のためにやっているのか? という点も考えながらできる人かどうか。BOSS(お客様)目線だったり、I-neのミッションであるWe are Social Beauty Innovators for Chain of Happinessだったりを忘れずに取り組める人と一緒に、楽しみながら働き、目標を達成していきたいです。

オフィス移転を機に、より便利に、快適に、働きやすい環境が整ったI-ne。コミュニケーションの活発化や生産性の向上など、次々と良い変化が見られています。今後もこの環境を生かし、各自が最高のパフォーマンスを発揮することで、さらなる飛躍を目指していきます。